2024年は「8人に1人」が体外受精で誕生|過去最多8万6473人から考えるこれからの妊活
不妊専門鍼灸院 來花-kohana- 福岡天神店です。
「体外受精って、実際どれくらいの人が受けているんだろう?」
「周りには治療している人がいない気がする…」
不妊治療を続けていると、このように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
2026年9月、日本産科婦人科学会が公表した2024年の調査結果によると、体外受精などの生殖補助医療によって生まれた子どもは8万6473人となり、過去最多を更新しました。
2024年の国内出生数68万6173人と比較すると、およそ8人に1人にあたります。ライブドアニュース
今回は、この数字が妊活・不妊治療をしている方にとって何を意味するのか、妊活をサポートしている鍼灸院の立場から考えていきます。
体外受精で生まれた子どもは過去最多の8万6473人
今回公表された主な数字を見ると、
- 2024年の体外受精による出生児数:8万6473人
- 2023年から:1436人増加
- 2024年の国内出生数:68万6173人
- ART総治療件数:55万265件
- 体外受精による出生児:約8人に1人
となっています。ライブドアニュース
2021年には体外受精・顕微授精による出生児数は6万9797人でした。その後も出生児数は増えており、生殖補助医療は日本の妊娠・出産において非常に大きな役割を担うようになっています。厚生労働省
「体外受精は一部の人が受ける特別な治療」というイメージから、妊娠を希望するカップルにとって身近な選択肢の一つへ変化していることが、この数字からも分かります。
「8人に1人」という数字から考えてほしいこと
当院でも、
「できれば自然妊娠したかった」
「体外受精まで進むとは思っていなかった」
「周りは普通に妊娠しているのに、なぜ自分だけ…」
とお話しされる方がいらっしゃいます。
しかし、今回の統計を見ると、決して珍しいことではありません。
もちろん、だからといって治療の身体的・精神的な負担が軽くなるわけではありません。
採卵、受精、培養、胚移植、判定日。
治療が進むにつれて専門的な言葉や検査が増え、「次こそは」と期待する一方で、不安や焦りを感じることもあると思います。
だからこそ、「体外受精を受けること」そのものを必要以上に特別視せず、自分たちに合った妊活の方法を考えていくことが大切だとKOHANAでは考えています。
治療件数は減っているのに、出生児数は増えている
今回の発表で興味深いポイントがもう一つあります。
2024年のART総治療件数は55万265件で、2023年より減少しました。
一方で、体外受精による出生児数は1436人増えています。ライブドアニュース
つまり単純に、
「治療件数が増えたから出生児数も増えた」
というわけではありません。
生殖医療は、採卵・受精・胚培養・凍結・胚移植など複数の段階から成り立っています。さらに、年齢や卵巣機能、精子の状態、胚の状態、子宮環境などによって治療方針は大きく異なります。
「何回治療したか」だけではなく、一人ひとりの状態に合わせて治療を組み立てていくことが重要になっています。
体外受精をしていても「身体のことを考える意味」はなくならない
体外受精を始めると、
「もう病院に任せるしかない」
「自分でできることはないのでは?」
と思われる方もいます。
しかし、治療中だからこそ生活全体を見直すことも大切です。
例えば、
睡眠・食事・適度な運動・体重管理・喫煙や飲酒・ストレスとの付き合い方など、妊娠を目指すうえで考えておきたい要素は複数あります。
ただし、「これをすれば卵子の質が上がる」「これをすれば着床する」と一つの方法だけに答えを求める必要はありません。
妊活では、何か一つを完璧にするよりも、今の治療状況や身体の状態に合わせて、できることを無理なく積み重ねていくことが大切です。
妊活鍼灸は「体外受精の代わり」ではありません
ここはKOHANAとして、とても大切にしている考え方です。
妊活鍼灸は、体外受精や病院での不妊治療の代わりになるものではありません。
卵管の状態、卵巣予備能、精液所見など、医療機関でなければ評価できないことは数多くあります。
日本産科婦人科学会も、体外受精・顕微授精・胚移植を不妊症に対する医療行為として位置づけています。日本泌尿器科学会
そのため当院では、
「病院か鍼灸か」ではなく、「病院での治療+日常生活や身体のコンディションを整えるサポート」
という考え方を大切にしています。
病院での治療方針を尊重しながら、その方の治療ステップや体調に合わせて鍼灸施術や生活習慣について一緒に考えていきます。
採卵・移植を繰り返している方へ
特に体外受精を何度か経験すると、
「次の採卵までに何をしたらいいですか?」
「移植前はどう過ごしたらいいですか?」
「採卵と移植のどちらに合わせて身体を整えればいいですか?」
といった相談が増えてきます。
KOHANAでは、全員に同じ妊活方法をおすすめするのではなく、今どの治療段階にいるのかを確認することから始めます。
採卵周期なのか、移植周期なのか。
治療のお休み期間なのか。
これから体外受精を始める段階なのか。
さらに、睡眠、食事、運動、冷えや疲労感、仕事の状況なども確認しながら、その方が無理なく続けられる方法を一緒に考えます。
「妊活のために、もっと頑張らなければ」と負担を増やすのではなく、必要なことを整理して、頑張りすぎない妊活にしていく。
それがKOHANAの考え方です。
体外受精の増加とともに知っておきたい「多胎」のこと
今回の発表では、多胎率が4.15%となり、2022年の約1.3倍に上昇したことも報告されています。ライブドアニュース
報道では、保険診療の回数制限があるなかで妊娠につなげるため、一度に2個の胚を移植するケースが増えている可能性が背景として指摘されています。ライブドアニュース
胚をいくつ移植するのかについては、年齢や治療歴などによって判断が異なります。
「確率を上げたい」という気持ちだけで自己判断するのではなく、妊娠後の母体や赤ちゃんへの影響も含め、担当医と十分に相談して決めることが重要です。
よくある質問
Q.体外受精を始めたら鍼灸はやめた方がいいですか?
一概にやめる必要があるとは言えません。ただし、採卵前・採卵後・胚移植前後など治療段階によって身体の状態や注意点が異なります。通院中の医療機関の方針を優先しながら、治療状況を鍼灸師にも伝えることが大切です。
Q.体外受精をすれば必ず妊娠できますか?
いいえ。体外受精は有力な治療方法ですが、妊娠・出産を保証するものではありません。治療成績は年齢などさまざまな条件によって異なります。
Q.採卵前と移植前では、妊活の考え方は違いますか?
治療の目的が異なるため、分けて考えることをおすすめします。採卵に向けた期間と、胚移植に向けた期間では病院で行われる治療も異なります。KOHANAでも現在の治療ステップを確認したうえでサポート内容を考えています。
「8人に1人」の時代だからこそ、一人で抱え込まない妊活を
2024年、体外受精によって生まれた子どもは8万6473人。
日本で生まれた赤ちゃんのおよそ8人に1人という時代になりました。ライブドアニュース
不妊治療や体外受精は、決して特別なものではなくなりつつあります。
しかし、数字が増えたからといって、治療を受けている一人ひとりの不安がなくなるわけではありません。
「このまま治療を続けていいのかな」
「採卵までに何かできることはある?」
「移植前はどう過ごしたらいい?」
「病院では聞きにくいことを相談したい」
そんな時に、治療だけではなく妊活全体について相談できる場所があることも大切だと私たちは考えています。
不妊専門鍼灸院 來花-kohana- 福岡天神店では、病院での不妊治療を尊重しながら、鍼灸や生活習慣のアドバイスを通して妊活をサポートしています。
「何をすればいいのか分からなくなってきた」という段階でも大丈夫です。
現在の治療状況を整理するところから、一緒に考えていきましょう。
体外受精・採卵・移植について、もう少し詳しく知りたい方へ
体外受精が身近な治療になってきた一方で、
「採卵しても思うように卵が採れない」
「受精しても胚盤胞まで育たない」
「良好胚を移植しているのに着床しない」
「何度か体外受精をしているけれど結果につながらない」
など、治療の途中で新たな悩みを抱える方も少なくありません。
不妊専門鍼灸院 來花-kohana- 福岡天神店では、体外受精・採卵・胚移植に取り組んでいる方に向けた専門ページをご用意しています。
体外受精の基本的な考え方から、採卵・着床に向けた身体づくり、KOHANAで行っている妊活サポートについて詳しく解説しています。來花-kohana-
「次の採卵・移植に向けて、今できることを知りたい」方はこちらをご覧ください。
👉 体外受精がうまくいかない方へ|KOHANAの体外受精サポート


- 【住所】
- 〒810-0042 福岡県福岡市中央区大名2丁目4-38 チサンマンション天神3 702号室
- 【アクセス】
- 「赤坂駅」より徒歩1分 /「天神駅」より徒歩8分
「天神南駅」より徒歩14分 ※近隣に有料駐車場あり
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平日 10:00〜20:00(最終受付 18:45) 土曜 10:00~17:00(最終受付 15:45) |
● | ● | ● | ● | ● | ● | ー | ー |
※定休日:日曜日(体外受精の移植に合わせて個別にて対応可)







